校長の窓6
2020年6月14日 15時04分よもやま話(「みじょうけ」って知っていますか。)
今回のよもやま話で取り上げるのは、「シャベル」と「スコップ」。そして、「てみ」と「みじょうけ」です。
<「シャベル」と「スコップ」>
JIS規格では足をかける部分があるものをショベル(シャベル)、無い物をスコップと記されているようです。また、一般には大きさによってシャベルとスコップを使い分けており、西日本では大型のものをシャベル、小型のものをスコップと呼び、逆におもに東日本では大型のものをスコップ、小型のものをシャベルと呼ぶ人が多いようです。呼び名が西日本と東日本で真反対なのは、大変不思議なことだと思いませんか。
<「てみ」と「みじょうけ」>
さて、職員室でよもやま話になるのが、「てみ」と「みじょうけ」の呼び名です。
まず、「てみ」ですが、これは、箕(み、みの)のことで、農作業で使う手作業用道具です。
(手箕とも言われています。)辞典で調べてみてもこの「てみ」は検索することができます。
では、「みじょうけ」と言う呼び名です。 久良小学校では、「てみ」のことを「みじょうけ」と呼んでいます。
私が、小学生だった少なくとも50年前からそう呼ばれています。ですから、「てみ」と言うよりも「みじょうけ」という呼び名の方が一般的です。(愛南町では「みじょうけ」で通じると思います。)
ところが、隣の宇和島市の学校に勤務した際に「みじょうけ」という言葉を使ったところ、全く通じませんでした。つまり、局地的な方言であることがこの時、分かりました。 よく、イントネーションやなまりで、出身地が分かると言われますが、「みじょうけ」という言葉を知っているかどうかで、もしかしたら「愛南町出身」と言うことが分かるのかもしれません。
(それとも、他の地域で「みじょうけ」と呼ぶところがあるのでしょうか?)
以上、よもやま話でした。