見た目は毛虫だけど
先週、理科教員が、黒い毛虫のような生き物を職員室に持って来ました。この生き物は「ツマグロヒョウモン」というチョウの幼虫だということでした。
この幼虫は、草原や公園、道端や市街地等、身近なところでよく見かけます。スミレ類の葉を好み、園芸用のパンジーやビオラのプランターや鉢で見つけることがあると思います。
気になる突起のところですが、刺すこともなく、毒もありません。手でつまみ上げることもできます。
さなぎは、金属的な銀色の突起物があり、きらきらと光っています。
教頭が、観察しやすいようにと、さなぎを糸で結び、ミノムシのように吊り下げています。
さて、何日後に成虫になるでしょうか。楽しみです。
ちなみに、成虫は下の写真のチョウです。よく見かけると思います。
答えは正しいけれど??
これは、10年程前の話です。
4年生の算数科「小数÷整数」の文章問題で、教科書に次のような問題が出ていました。
<問題1>
長さ22.8cmのロールケーキを8等分します。
1つ分の長さは何cmになりますか。
児童は次のように立式し、筆算を使って、答えを出しました。
(式) 22.8 ÷ 8 = 2.85 答え 2.85cm
答え合わせをすると、多くの児童が正解していました。しかし、ちょっと気になることが。
そこで、児童に「答えを見て、イメージしてみましょう。何か気付くことはありませんか。」と尋ねました。
すると、ひとりの男子児童が、「一切れが薄いです。」と答えました。
「そうですね。確かに薄そうですね。では、ものさしで測って、その厚みの長さをノートにかいてみましょう。」
すると、児童からこんな声が出されました。
「先生、2.8cmまでは、かけるけど、0.05cmは、かけません。」
そうなんです。小学校で学習する最小メモリは、mm(ミリメートル)なのですが、それ以下の数値が答えに出ていたのです。 計算上は、全く問題ないのですが、実際にロールケーキを分けるとなると、2.85cmずつ分けられるかと言えば、非常に難しいでしょう。
では、22.8mのロールケーキという問題ならどうかと言えば、そんな長いロールケーキは現実的ではありません。
22.8mのリボンとかテープなら全く問題はないように思いますが、問題作成者は、「ロールケーキ」に、強いこだわりでもあったのでしょうか??
このことは、「教師(大人)は、子どもの目線で物事を見ることを忘れてはいけない」という教訓となっています。
マムシ(ハメ)の観察で危険回避
6月15日(月)午前に、用務員が死んだマムシ(ハメ)を見つけたので、全校で観察しました。
<特徴>①頭の形が三角形に近いこと。②大きさは50cm程度と比較的小さいこと。 ③模様や色は写真のような特徴があること。
これからの時期、山や草原、石垣等にマムシ(ハメ)がいる場合があるので、十分に気を付けさせたいと思います。
よもやま話(「みじょうけ」って知っていますか。)
今回のよもやま話で取り上げるのは、「シャベル」と「スコップ」。そして、「てみ」と「みじょうけ」です。
<「シャベル」と「スコップ」>
JIS規格では足をかける部分があるものをショベル(シャベル)、無い物をスコップと記されているようです。また、一般には大きさによってシャベルとスコップを使い分けており、西日本では大型のものをシャベル、小型のものをスコップと呼び、逆におもに東日本では大型のものをスコップ、小型のものをシャベルと呼ぶ人が多いようです。呼び名が西日本と東日本で真反対なのは、大変不思議なことだと思いませんか。
<「てみ」と「みじょうけ」>
さて、職員室でよもやま話になるのが、「てみ」と「みじょうけ」の呼び名です。
まず、「てみ」ですが、これは、箕(み、みの)のことで、農作業で使う手作業用道具です。
(手箕とも言われています。)辞典で調べてみてもこの「てみ」は検索することができます。
では、「みじょうけ」と言う呼び名です。 久良小学校では、「てみ」のことを「みじょうけ」と呼んでいます。
私が、小学生だった少なくとも50年前からそう呼ばれています。ですから、「てみ」と言うよりも「みじょうけ」という呼び名の方が一般的です。(愛南町では「みじょうけ」で通じると思います。)
ところが、隣の宇和島市の学校に勤務した際に「みじょうけ」という言葉を使ったところ、全く通じませんでした。つまり、局地的な方言であることがこの時、分かりました。 よく、イントネーションやなまりで、出身地が分かると言われますが、「みじょうけ」という言葉を知っているかどうかで、もしかしたら「愛南町出身」と言うことが分かるのかもしれません。
(それとも、他の地域で「みじょうけ」と呼ぶところがあるのでしょうか?)
以上、よもやま話でした。
愛〔篠〕教学発第143号
令和2年4月30日
愛南町(篠山小中学校組合)立小中学校
児童・生徒保護者 各位
愛南町〔篠山小中学校組合〕教育委員会
教育長 中村 維伯
新型コロナウイルス感染症の対策に関する臨時休業の延長について
日頃より、本町教育行政の推進に、特段なるご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
さて、全国各地で新型コロナウイルス感染症の発生が続いており、愛南町におきましても感染予防対策を継続しているところです。
この度、愛媛県教育委員会より、国の方針や県内の状況を踏まえ、児童生徒及び保護者の皆様並びに学校が再開準備を円滑に行えるよう、県立学校と同様に、当面の措置として臨時休業の終期を5月10日(日)まで延期する要請を受けました。
つきましては、愛南町(篠山小中学校組合)教育委員会におきましてもこの要請に基づき、下記のとおり町内小中学校の臨時休業の延長を決定しましたので、お知らせします。
この間、これまでと同様の感染予防対策の継続、不要不急の外出はお控えください。
なお、連休が明けた後の国の方針や感染状況などを踏まえ、再度、休業期間の延長を行うこともあり得ることを申し添えます。
記
1 臨時休業期間
令和2年5月10日(日)までの期間延長
2 登校日の設定
令和2年5月7日(木)もしくは、8日(金)
詳細は、各校からの連絡文書等をご確認ください。給食は、実施しません。
※ 久良小学校は5月7日(木)を登校日にします。給食はありません。
普段通り登校してください。下校時刻は11:45です。
3 学校再開について
令和2年5月11日(月)からを予定しています。給食も実施予定です。
4 今後の状況により、臨時休業期間、学校再開の時期を変更することもあります。
その場合は、再度連絡します。
5 濃厚接触者の定義が変わりました。
「濃厚接触者」の定義が変更になりました。国立感染症研究所感染症疫学センターに
よりますと、次のようになります。
「患者(確定例)」が発症の2日前から接触した者のうち、次の範囲に該当する者
である。
患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者
適切な感染防護服無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者
患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚物物質に直接触れた可能性が高い者
その他:手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで「患者(確定例)」と15分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の症状などから患者の感染性を総合的に判断する)。
この定義を踏まえ、町内の各小中学校では、できる限りの対策を講じております。
感染は誰にでも起こり得るものです。不確かな情報や誤った認識に惑わされ、人権侵害につながることがないよう、再度、強くお願いいたします。
空から久良を振り返る
本校は、145年の歴史と伝統をもつ学校ですが、今から15年前に130周年記念事業として「記念誌」を作成しています。この記念誌を見ると、久良小学校の歴史の一端を垣間見ることができます。その中から、久良地区の航空写真を紹介します。画質が悪いのですがご容赦ください。
↑ 1963年(昭和38年)
↑ 1964年(昭和39年)
↑ 1974年(昭和49年)
↑ 1978年(昭和53年)
↑ 1981年(昭和56年)
↑ 1987年(昭和62年)
↑ 1994年(平成6年)
↑ 1996年(平成8年)
↑ 2001年(平成13年)
↑ 2005年(平成17年)
3月31日、いよいよ令和元年度最後の日となりました。今日も雨模様でしたね。この時期の長雨を菜種梅雨と呼ぶそうです。まるで離任される先生とのお別れを惜しんでいるようです。
T校長先生、38年間の教職生活、長い間お疲れ様でした。緻密な記録、先を見通した丁寧なお仕事、優しい笑顔・・・間近で多くのことを学ばせていただきました。職員室での何気ない会話でも、見識の深さを感じました。御退職後は少しゆっくりされて、新たな立場でまた御活躍ください。
Y先生、温かく人を包み込むようなおおらかさで子どもたちを指導してくださいました。学級担任以外にも、体育主任として水泳指導、陸上指導にも尽力してくださいました。パソコンが堪能で、カラオケも上手。新しい職場でも先生の持てる力を存分に発揮してください。今日は、保護者や子どもたちも最後のお別れに来てくれました
3年間、本当にありがとうございました。お二人の先生の御健康と御多幸をお祈りしています
毎月30日、天気がいい日には、学校の相撲場がある若宮神社の清掃をすることにしています。
今日は、全校児童と教職員、老人クラブの方々で相撲場周辺や神社周辺、階段などの落ち葉を掃き集めたり、神社本堂の掃除をしたりしました。
朝の短い時間ですが、来月もする予定です。